2020年の飲食業界を支えたDXビジネスフードデリバリーは今後も安泰なのか?飲食店はuberを使いたくて使っているのではない

この記事は約6分で読めます。

いつも見ていただきましてありがとうございます。シュンです。

2020年開始早々コロナウイルスによるパンデミックにより世界中の方々の生活は一変しましたがみなさんいかがお過ごしでしょうか?

自分は残業が少なくなり多少収入が減ったもののなんとか生活はしておりますが危機感は常にあります。

現状はまだまだコロナの収束の目処が立たず転職活動をするのもリスクが非常に高いので、今は現職で成果や経験値を蓄積する事に専念しこの騒動の先が見えた頃に動くのが良いかと思っていますが、2021年も収束するかは不明ですし今後人類はコロナの呪縛から逃れられないシナリオだとしたら、働き方が抜本的に変わるのかもしれません。

もしかしたらベーシックインカムとか・・・

Search

パンデミックによるフードデリバリーの参入

さて自分は以前飲食業界で働いておりましたが飲食業界は今回のコロナパンデミックにもろに影響を受けている業界であり身近な所ですと奥さんが数ヶ月仕事できない状況となりました。

緊急事態宣言が開けてからは宅配サービスを使った販売やテイクアウトの需要が増えて今ではウーバーイーツなどのサービス街中でよく見かけるようになりました。

ネットでもウーバーイーツで月収何十万とかって話題になって参入者もかなり増えて行ったようです。縄張りのようなものもあり、ドライバーは個人事業主で成果による報酬ということもあり効率を求める働き方や、マナーが悪いなどの悪評やニュースもありました。

宅配サービスを使う事で飲食店救われた部分もありますが、本当に救われたのでしょうか?

飲食店はフードデリバリーで本当に救われた?

配達サービスの悪さから飲食店はリピーターを失っていませんか?

サービス利用料は飲食店圧迫していませんか?

本当にお客さんに食べてもらいたいベストな状態の商品を提供できるのでしょうか?

実際これらのサービスを使う事で飲食店は問題が無いのかというとそれは認識違いで、牛丼やハンバーガーなどのファーストフードは別としてレストランや居酒屋が今回非常に厳しい戦いを強いられております。

売りたい商品が売れない為ビジネス崩壊も

これらの業態はテイクアウトに慣れておらずメニューや提供方法について考慮する必要があり、高利益をもたらす酒の提供ができない為利益も通常営業に比べ落ちてしまいます。飲食店は飲料とセットで原価を設定する事もあるので原価オーバーも起こり得ます。

さらには宅配サービス事業者にサービス料金を支払い、テイクアウト用の梱包などで更にコストがかかる為現在の状況では飲食業界にとっては旨みが全然無い状況だと推測することは容易です。

ウーバイーツを使う際にどのお店も恩恵を受けれるかというとそういうわけでもなく、立地条件によってはドライバーが寄り付かないという問題もあるようです。

フードデリバリーもビジネスドライバーは目の前の利益優先

要するに宅配サービスもビジネスでありシステム的に効率よく稼げる方法をドライバーは考える為、提供時間がかかる飲食店や、商業施設の上層に位置する飲食店などは嫌煙する傾向があるようです。そのため高級な飲食店はフードデリバリーサービスと提携してもピックアップされずスルーされる事も多いようです。これは飲食店に対して有益なサービスなのでしょうか?

フードデリバリービジネスがこれだけ活性化しているから飲食業はこれからも大丈夫というのは安易すぎて危険だと感じざるを得ません。

フードデリバリービジネスにおいても今のままでは飲食店が苦しい中で厳しい状況が続くのは想像できるとおもいます。

他の国から見た日本の状況

私のTwitterにフランスの方からDMがありまして現在の日本の状況を聞かれました。

その方は日本に移住してウーバイーツで生計を立てて暮らしていきたいと言われていました。なんでもその方の知人は日本でウーバイーツで月40万円稼いでいるという事でそれならば問題無いと信じているようです。

あなたはこれからもウーバイーツで誰でも月40万円稼げる未来はあると思いますか?

競合他社の参入フードビジネスは赤字前提?

ウーバイーツ出前館など様々なフードサービスに続きウォルトやネコのロゴやパンダのロゴの競合他社の参入してきましたが、ウーバーイーツや出前館が公式で利益がほとんど無いと公言している状況でこの状況は未来があるのでしょうか?

ウーバーはタクシー事業が本業としてありアメリカのボーイングと共同して無人の空飛ぶタクシーのプロジェクトが進んでおりますので、あくまでもフードサービスは利益追求ではなく知名度と信頼を勝ち得る為に行なっているプロモーションサービスなのかも知れません。

この事から新規参入のフードデリバリーの企業にバックボーンが無い状況でデリバリーサービスが来そうだからという事で立ち上がったサービスの場合は短命で終わる可能性が非常に高いと思われます。

フードデリバリーサービスが生き残るには飲食店を大切にするしかない

さらにこれらのフードデリバリーサービスは飲食店と運命共同体であり現状のサービスだと飲食業界が沈めば一緒に沈む運命が待っているでしょう。飲食以外にデリバリーするビジネスが浸透すれば回避できるかもしれませんが、商品の配送は既に定着しておりますのでなかなか難しいかも知れません。

そうなると飲食店に寄生して生きていく必要があり飲食店では料理が大事ですが、その前に接客サービスにおいても重要視されるのです。フードデリバリーだからという意見もあるとは思いますが、今の時代はクチコミはsnsで拡散し不正は暴かれる状況ですので、サービスとして対価をもらう以上は誠意を持って対応しないと悪い未来が待っているかもしれません。

飲食業界のデジタルトランスフォーメーション

これらのフードデリバリーのビジネスはDXの一環で生まれたサービスと言えるでしょう。

飲食業会はデジタル化には非常に程遠いです。もちろん様々なデバイスやシステムと連動しているお店もあるでしょうが、ほとんどはそのような基盤は整っておらずホームページすらも無い個人のお店もたくさんあります。そんなデジタル化に程遠い飲食業界のデジタルトランスフォーメーションと非接触の組み合わせで生まれたのがフードデリバリーサービスなので飲食店が非接触デジタル化を備えたサービスで起業した場合そしてそれがデフォルトスタンダードとなった場合はフードデリバリーサービスは消え去る事になるでしょう。

理由としては飲食業は原価に厳しくコストに対してシビアな為自前でサービス提供できるのであれば他のサービスでマージン取られたく無いからです。逆に自社サービスであれば配送料や商品のマージンも自社で受けれますので宅配ピザ屋のような基盤やシステムが個人のお店でもデフォルトになった場合はフードデリバリーサービス消えさるかもしれません。

飲食業界にデフォルトで宅配基板を安価で作れる事業者はビジネスチャンスが生まれるかもしれませんね。

副業としてフードデリバリーサービスを使うのは良いかと思いますが、スキルも付かないこの職業をビジネスの柱にするには危険かもしれません。

コメント 記事に関するご意見・ご感想・ご質問などお気軽にどうぞ!※メールアドレスは非公開です

タイトルとURLをコピーしました