前回の内容は製菓学校に入学してパティシエやブーランジェを目指す方へのメリットをお伝え致しました。
今回は製菓学校入学時の注意点を書きましたので最後までお付き合いください。
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パティシエとはどんな職業!?製菓の専門学校に入学する注意点

- 学費が割高。
- 男性が少ない。
- 協調性を求められる。
- 割と体育会系
- つぶしは効かない
- 土日のプライベートも学校関連で潰れることもある
(自主練や体験入学イベントのお手伝いなど)
簡単ですが上記の内容をそれぞれまとめてみました。
パティシエとはどんな職業!?製菓の専門学校に入学する注意点 考察
学費が割高。
専門学校によってですが製菓学校は学費が高めになります。
製菓の食材は高価な物が多いですし、料理の学校であっても食材はお金がかかるのです。
さらに言えば光熱費もばかになりません。
業務用のオーブンやミキサーにたくさんのシンクで
毎日たくさんの洗い物をします。
普通にお店が経営するくらいの費用が掛かっていると思われます。
私立大学に比べたら安いとは思いますが、自分の入学したところでは2年間で250万~300万くらいだったと思います。
学校によってはもっと高いところから安いところまで様々あると思います。
なので体験入学の際に入学金の話も出ると思いますのでしっかりリサーチしてみるといいかもしれません。
入学金が高いところはそれなりに長所があります。
コンテストに強かったり、有名シェフを先生として雇っていたり機材が高性能であったり様々です。
長所は学校によって違いますのでそれぞれバランスを見たうえで検討してみるのはいかがでしょうか?
男性が少ない。
こちらは男性女性ともにデメリットかもしれません。
男性としましては授業の際にやはり肩身が狭かったりします。
(4人グループで3人女性とかざらにあります)
コミュ障な自分としては肩身が狭く、よく洗い物ににげたりしてました。
(洗い物って落ち着くんです笑)
メインの作業はやりたがる人が多くグループの中でも争奪戦になり気の強い女の子が大体独り占めしてたりします。
こればっかりは相性の問題もあるのかもしれませんが、
女性のグループがいくつか形成されて派閥争いが起きていました笑
おせっかいな担任だったのでクラス会議なんかして収めようとしていましたがなかなか難しいようでした。
女性としては、上記の問題や彼氏のいない子は肉食系になってしまう方も多々いたようです。
男性の数が少ないのでなかなか出会いが生まれずらかったりします。
自分のクラスはかわいい子が多かったので大体彼氏持ちではありましたが。
協調性を求められる。
自分勝手な行動は目立ちますのですぐに干されます。
社会人経験をしている人も多数いますのでわがままを通すことはなかなか難しいと思われます。
授業はグループでの参加で、学校のルールも厳しいところが多いです。
自分のところは1分過ぎたら授業の入出禁止や、髪を染めていたりコックコートが汚れていたらすぐに退出させられました。
女性も朝は時間がかかると思いますのでなかなかしんどかったかと思います。
割と体育会系。
自分のところだけかもしれませんが、結構体育会系でした。
学校の近くの体育館を借りてクラスのみんなとバスケやバレーボールなどをすることが多く、多いときは月に2回ほどやっていたりしました。
遊んだ後の食事会が楽しみで参加していた部分はありますが、肌に合わない人はやはり厳しいと思います。
これも自分の入学した学校だけかもしれませんが、毎年合宿のような形で地方に行き2泊3日泊まり込みであいさつ練習という謎の儀式を行っていました。
いらっしゃいませ!!
とだれが一番大きな声を出せるか競うものでした。
実際問題業務には役には立ちませんでしたが、精神論で突き進む担任だったからかもしれません。
つぶしは効かない 。
高校の進路の先生に言われた意味が数年たって身をもってわかりました。
専門的な分野の知識のため、ほかの業種に活かすことはほぼほぼできません。
もし異業種で生きていくことを決めたら自分と同じようにすべてのスキルを捨てる覚悟が必要になります。
土日のプライベートも学校関連で潰れることもある
上で書いた通りクラスのイベントで駆り出されるからなのですが、付随するのが体験入学の参加になります。
専門学校もビジネスなので入学してくれる人が居ないとつぶれてしまいます。
そのため毎週土日は体験入学を行っておりました。
体験入学に来る方は多くいらっしゃいますので、アシスタントが必要になるので、自分たち学生が駆り出されることが多々ありました。
パティシエとはどんな職業!?まとめ
製菓学校に入学する際の注意点についてはイメージ沸いたでしょうか?
自分の入学した学校や先生が特殊だからこその内容もありましたが、今までの学生生活とは
だいぶ違うということをわかっていただけたらと思います。
製菓の専門学校では専門技術を学ぶのはもちろんですが、どうしても狭いコミュニティーになったり、男女比が極端だったりします。
授業ではお菓子を作ったり、パンや学校と科目によっては数名のグループで授業が行われますので協力する姿勢が求められますしコミュ力が必要になります。
特殊な技能なのでその分野で働かないと資格が役に立たなかったりサラリーマンとしてもし働いた場合に大学卒業の方と比べると給料のグレードや昇格のスピードが変わる可能性があります。
入学金に関しては、自分は父親に製菓学校に行きたいと伝えましたが金銭的な問題は大きかったので奨学金を受けました。
自分を含めて同じクラスで4人くらい受けていたと思います。
奨学金を受ける際に集団面接がありましたがなんとか審査が通り受けることができました。
奨学金に関しては今年で支払いが完了予定になります。(長かった笑)
これからパティシエを目指している方の参考に少しでもなればと思います。
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