みなさんお菓子作りはしたことありますか?
なかなか職業としてパティシエをしていた時はプライベートでお菓子作りする事はなかなか無いのですが、エンジニアとして生活している今はたまに無性にお菓子作りをしたくなるんですよね。
自分の好きな洋菓子は様々あるのですが、なかでもパウンドケーキは、誰でも簡単に作れてしまいますし、お菓子作りの基本が詰まっていますので、お菓子作り初心者でも存分に楽しめます。
自分は手作りケーキを人からもらうとすごくうれしいのですが、そんな手作りケーキの中でも特にパウンドケーキが大好きです。
そんな自分の大好きなパウンドケーキを美味しく作るにはどうすればいいのかを書きましたので最後までお付き合いください。
美味しいパウンドケーキって?
美味しいパウンドケーキの条件は何でしょうか?
自分が今までお店で作ってきた感覚と知識で言いますと以下の条件にあてはまるパウンドケーキが美味しいのではないかと思います。

- 記事がしっとりしている
- ただ甘いだけではない
- 主役が明確
- 日数が経つ程美味しい
- 風味が良い
- 副材料を選定して使用している
美味しいパウンドケーキの条件は上記の5点です。
これらを考慮すると簡単にお菓子を作れてしまうパウンドケーキが、簡単に美味しく作れますのでぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
パウンドケーキは決して難しい工程はなくお菓子作り初心者でも楽しんで作ることが出来る手作りケーキの為にある洋菓子です。
ただそんなシンプルなパウンドケーキだからこそ奥が深く手間をかければそれだけおいしく作ることが出来ます。
せっかく作るのでしたらおいしく作りたいですよね?
男性も甘いものが目が無い方も多くいらっしゃいますので、おいしいパウンドケーキを、気になる男性に食べさせてあげたらもういちころです。
パウンドケーキは常温保存ができて日持ちもして、崩れにくく、誰もが知ってて、カスタマイズ自在で、お菓子作り初心者でも失敗せず作れてしまうという手作りケーキの中でも断トツに高性能な洋菓子です。
是非おいしい手作りケーキを作りたい方は参考にしてください。
美味しいパウンドケーキ の定義
生地がしっとりしている
パサパサしたパウンドケーキは美味しくありませんよね?
手作りケーキとして作った場合は渡す相手がいますから、できるだけおいしく印象を残しておきたいという気持ちがあると思います。
自分もその気持ち痛いほどわかります。
やっぱり自分が作ったものを食べてもらうのであれば
美味しいと心から思ってもらいたいですもんね。
さてしっとりしたパウンドケーキを作るにはいくつかコツがあると思いますが、しっとりしたパウンドケーキの生地に重要だと思われるのはパウンドケーキを作る工程と副材料の選定やパウンドケーキの焼き方、焼き終わった後の工程でひと手間加えるなどをすることによりパウンドケーキの出来上がりが決まります。
最後まで気が抜けませんが、それぞれのポイントをしっかり守ればおいしい手作りケーキを作ることが出来てしまいます。
ただ甘いだけではない
パウンドケーキは、別名キャトルカールと言われます。
砂糖、小麦粉、卵、バターが4等割、歴史的に4つの材料を全て同じ量で混ぜて作られていた事に由来します。
現在では洋菓子ではこのキャトルカールからお店独自のレシピで変化を付けて
甘さ控えめにしたり、柔らかい生地にしたり工夫しているのです。
現在は甘すぎるデザートは嫌われる傾向がありますので砂糖の量はほかの材料よりも割合を少なくしていると感じます。
主役が明確
パウンドケーキ単体でも美味しいのですが、人気のパウンドケーキは主役が明確です。
自分が一番好きなパウンドケーキはウィークエンドシトロンというレモンのパウンドケーキでたまに奥さんに作ってあげますがとても喜んでくれます。
ホテルで腹射ていた頃は黒豆を使った和のテイストや抹茶やドライフルーツ、チョコチップ、ナッツなど存在感のある材料をふんだんに使ったパウンドケーキは飛ぶように売れていました。
一口食べて何のパウンドケーキかわかるくらいの主役となる材料を入れるのがおススメです。
日数が経つ程美味しい
パンとは違って洋菓子は日数が経った方が美味しいと言われます。
生地の中の水分量が焼きたてだと安定しないからですね。
水分の安定には保湿成分となる糖分が必要となります。
実は砂糖によっても水分の含有量も変わりますし、時間が経ってからの美味しさに関係します。
焼きあがってからすぐに食べるのではなく時間を置いて粗熱を取ってから乾燥しないようにラップなどにくるんで冷蔵庫で一日以上寝かせるとベストな状態で食べれるはずです。
風味がよい
パウンドケーキはシュガーバッタ法と呼ばれる作り方で作られるお菓子です。
キャトルカールのパウンドケーキは4等割なので材料の良し悪しがダイレクトに伝わります。
パウンドケーキの材料で言えばバター、小麦粉、砂糖いずれも大事な食材になりますが特にバターは風味に影響がありますので製菓用バターを使われると美味しく作れるはずです。
もちろんほかの食材にこだわっても美味しく出来ますがまずはバターをマーガリンなどではなくバターを使ってみると焼き上がりの風味が良くなるでしょう。
バターの次は小麦粉を検討してみると更にグレードを上げられるでしょう。
フランスと日本は四季がはっきりしていて気候は似てますが、洋菓子やパンの技術は手先が器用と言われる日本人でも差があると言われています。
特にパンに関してはパリで食べた時はどこのお店でも美味しかったです。
ホテル時代に隣のパンを作っている人にパンを食べさせてもらったことがありますが、フランスで食べたパンととても似ている味と風味でした。
使っている小麦粉をフランス製のもので全部仕込んでいるということをを聞かされ小麦粉の影響力は絶大だと思いました。
小麦粉のグレードアップを検討したい場合は普通のスーパーではなかなか見かけられないので、富澤商店など製菓専門のお店に行くか自由が丘はお菓子屋さんが多いですが、製菓の材料屋さんもたくさんありますので手に入るはずです。
副材料を選定して使用している
パウンドケーキにとっての大事な材料は砂糖、卵、小麦粉、バターになります。
これらいずれか一つでも入れ忘れますともう別物になってしまいますが、製菓ではこれら必須である主材料の他に副材料が様々あります。
浅草の合羽橋商店街などに行けば材料や道具から様々な物が見つかるでしょう。
副材料は無くてもパウンドケーキは作れますが副材料がればお店に並んでいるプロのパウンドケーキに近づけます。
お店のパウンドケーキには副材料としてベーキングパウダーが使われます。
今では料理本や、クックパッドでも使われている方が多いので常識となりつつありますが。
スポンジケーキに比べて生地が重い為、オーブンに入れた時に熱でガスを出して膨らます為に入れているんですね。
その他にも水飴やハチミツを使うと色づきが良くなり保湿効果が出ますのでより美味しくなります。
焼きあがったあとはグラスアローをかけてあげるとより美味しくなるはずです。
グラスアローは砂糖がけです。
作り方は単純で粉糖と液体を混ぜ合わせて白いどろどろした液体にします。
その液体をハケなどで焼きあがってすぐ熱々のうちにかけてください。
濃度は好みでけ結構ですが、乾いたあとに砂糖の白い膜ができればOKです。
通常は水ではなくブランデーやラム酒などのリキュールで粉糖を溶かしてどばどばかけます。
洋酒はアツアツなのでアルコールが飛びうまい部分がパウンドケーキのなかにとじ込まれます。
生地の乾燥を防ぎしっとりさせる効果がありますので、美味しいパウンドケーキを作りたい人は、手加減せずどばどばやっちゃいましょう。
終わりに
美味しいパウンドケーキを作って是非自分や家族、友達、恋人に作ってあげてびっくりさせてしまいましょう。笑
パウンドケーキはお菓子の中でも基本中の基本になりますが、洋菓子はシンプルなものほど歴史が長いですし、奥が深くて伝統があります。
そのルールを守りながらどれだけアレンジを効かせられるかがプロの腕の見せどころでしょう。
洋菓子は一発勝負な工程や分量がシビアな部分はありますが、お菓子は科学です。
しっかりポイントを守り、論理的に組み立てていけば失敗はありえません。
皆さん楽しくお菓子を作ってください。
お菓子作りを趣味にされている方の助けに少しでもなればと思っております。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
今後は具体的な作り方とレシピを追記していきたいと思います。
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