
VMwareはブロードコムの買収によってごちゃごちゃしていましたが、VMware WORKSTATION PROは個人利用の場合無償で使えるみたいなので自分のPCにインストールしていろいろな仮想マシンを立てて遊んでます。
仕事ではクラウド環境でlinuxを使ったりしていましたが、VMの仮想マシンにLINUXを入れてGUIを使えるようにしていきたいと思います。
実施環境ではVMware WARKSTATION PROのバージョンは17でLINUXは「ubuntu-24.04.1」を使っていきます。
VMware WARKSTATION PROのインストール方法及びubntuの仮想マシンイメージは以下のサイトを参考にしてください。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2412/06/news039.html
https://ubuntu.com/download/server
ubntu 仮想マシンの立ち上げ
VMware WARKSTATION PRO を起動しubntuを立てていく。仮想マシン作成ウィザードを開き標準のラジオボタンを選択して操作を行う。

ubntu公式サイトからダウンロードしたイメージファイル(ubuntu-24.04.1-live-server-amd64.iso)を指定して「次へ」を押下する。

仮想マシン名は任意の名前を入れて「次を」押下する。

ディスクサイズは推奨のまま「次へ」を押下する。

設定内容の確認画面が出てくるので「完了」を押下する。

一瞬で起動しセッティングが自動で開始される。



言語の選択画面が出てくるが日本語は選択できないためEnglishを選択する。

Continue without updatingを選択する。

キーボードの設定を聞かれているがそのままDoneを選択する。

インストールの確認画面が出るので「Done」を選択する。

仮想マシンのプライベートIPが払い出される。VMware WORKSTATION上でipアドレスが表示されないことがあるので控えておくとよい。
今回私の環境では「192.168.218.128」で払い出されたが環境によって違うので適時確認してほしい。
またDHCPでIPアドレスが変わってsshが失敗する可能性があるのでその場合はipコマンドで確認すること。

GUI設定後変わってた
「Done」を押下する。

プロキシをは使わないので「Done」を押下する。

テストが実行される。

問題なく終わったようだ「Done」を押下する。

ストレージの設定を聞かれているがこちらもデフォルト設定とする「Done」を押下する。

ファイルシステムの一覧が表示される。問題なければ「Done」を押下する。

問題なければ「Continue」を選択する。

この仮想マシンの情報を任意で入力する。問題がなければ「Done」を押下する。

ubntu proの設定(Ubuntuの有料サポートサービスである「Ubuntu Pro」にアップグレードするためのオプション)が出てくるが個人利用の場合は無視して問題ない。「Continue」を押下する。
Ubuntu Proの主な特徴には以下がある。
- Extended Security Maintenance (ESM): 標準サポート終了後の長期間のセキュリティ更新を提供。
- システムのコンプライアンスと監査機能: HIPAA、PCI-DSS、ISO 27001などの規制に対応する機能。
- 優先サポート: 問題解決のための優先的なサポートが受けられる。
- 追加のセキュリティ修正: 主要なセキュリティパッチが速やかに提供される。

リモートアクセスを許可する場合にはOpen SSHをインストールする必要がある。SSH鍵を使わない場合にはimport ssh keyはスキップして問題ない。SSH鍵で認証したい場合には

Authorlized keyに公開鍵を設定し、秘密鍵を使ってログインする必要があるが、公開鍵を手動で設定する手間が省けるオプションのようだ。
設定が完了したら「Done」を押下する。


追加のミドルウェアインストール画面が表示される。必要なものがあればチェックし「Done」を押下する。
インストールが再開される。

インストールが完了し再起動を促される。再起動を選択する。

再起動が完了しログインの認証を聞かれる。

インストール時に指定したユーザ名とパスワードを入れることでログインすることができる。

VMの仮想マシンの設定は以下の通り。

ローカルログイン確認
ローカルのターミナル「Tera Term」を使ってログインができるか確認する。

初回なのでセキュリティ警告が出るがログインできるという証拠だ。続行を押下する。

ユーザ名とパスワードを入れてログインをする。

ローカルからでもログインすることができた。インストール時にOpen SSHにチェックを入れていない場合には手動でインストールして起動させてあげる必要がある。


ターミナルからはペーストができるがVMwareのコンソールではペーストができない。以下のコマンドでVMware Toolsをインストールする。
sudo apt update
sudo apt install open-vm-tools open-vm-tools-desktop

アップデートが完了したので再起動する。


再起動後に確認したところ、コントロール+Vでペーストができるようになった。(そもそもできていた?)
ただ直接入力モードではペーストできないのと、コピーは難しそう。やはりローカルからターミナルで使ったほうが使い勝手が良いと思う。

ここまででいったん元に戻せるようにVMのスナップショットを取得しておく

ubntu GUIのインストール
ubntuでGUIをインストールするために以下のコマンドを実行する。
sudo apt update
sudo apt install ubuntu-desktop

時間はそこそこかかる。

コマンド実行が完了したようなので再起動を行う

GUI設定後は起動は起動時間がかかる。※2~3分くらい?

ubntu GUIの画面が立ち上がった。

パスワードを入力してログインする。

GUIでFirefoxなどのブラウザも動かせる。

ソフトウェアのアップデートを促されているので更新する。

パスワードを入力し実行する。


Firefoxを立ち上げてみる。メモリは4GB積んでるが立ち上がりは少し時間がかかる。

キーボードが日本語対応していないため日本語は打てない。

ブラウザ立ち上げたときのパフォーマンスは以下。

通常時のパフォーマンスは以下。
ブラウザ一つ立ち上げるだけで4GBのメモリの30パーセント程度使用量が増えている。

ただユーチューブ動画を見てもCPUの消費が多少多くなるが問題なく見ることができる。


ubntuの日本語化
設定からRegion & Languageを選択しLanguageのinstall/remove..を押下しjapaneseにチェックを行い「Apply」をする。


日本語がグレーアウトになっている。再起動を行う。

ターミナルを開いて以下のコマンドを実行しロケールを日本にする。
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
再起動を行うと日本語対応になっている。

言語サポートを押下し設定を確認する。

日本語のグレーアウトが解除されている。

タイムゾーン設定を日本にする。設定からシステムを選択しタイムゾーンを変更する。


日本語入力がまだできないのでIBusの設定を行う。Mozcの選択支がない場合はインストールされていないので、以下のコマンドを実行してMozcをインストールする。
sudo apt update
sudo apt install ibus-mozc
ibus restart
キーボード設定を開き入力ソースに日本語と日本語(Mozc)を入れて再起動を行う。

日本語入力ができるようになった

日本語入力ができなくてハマったが原因は入力に「日本語」と「日本語(Mozc)」の両方を入れる必要があるようだ。
以下のサイトを確認して回避することができた。@yamagarさん感謝です。
Ubuntu20.04の日本語化 #環境構築手順 - Qiita
この仮想マシンを使ってAnsibleを利用したIAC自動化も試しにやってみましたので、興味がありましたらご覧ください。