【要約】これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集【羽根田 治】

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書籍要約
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長野県の山岳遭難防止アドバイザーである羽田修さんの書いた「これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい 危険の事例集」を解説します。この本はアウトドアでの危険を防ぐためのポイントを教えてくれるもので、山岳遭難や野外活動中のリスクに対処するための重要な情報が含まれています。アウトドア活動に興味がある人や初心者にとって、必読の内容と言えるでしょう。

自然の美しさと雄大さに魅了され、アウトドア活動に興味を持つ人は多いですが、注意が必要です。自然の中には様々な危険が潜んでおり、無防備にアウトドアに挑むことは危険です。実際に、警視庁のデータによれば、令和4年に山での遭難者は3506人に上り、そのうち死者や行方不明者が327人も発生し、過去最大の数となっています。キャンプブームの中で、毎年300人以上が命を落としている実態が明らかになりました。

このような危険性に対処するため、羽田修さんが山岳海洋動物との遭遇など4つのシーンごとに、アウトドアでの危険を回避するためのポイントを解説しています。以下、一部のポイントを紹介します。

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1. テント内でストーブやコンロを使用してはいけない

テント内でのストーブやコンロの使用は危険です。テント内は密閉空間であり、ストーブやコンロを使用すると一酸化炭素中毒の危険が高まります。一酸化炭素中毒は、酸素不足により頭痛、吐き気、めまい、集中力の低下、強い眠気、運動障害などを引き起こす重篤な症状です。このため、テント内でのストーブやコンロの使用は避け、適度な換気を行うことが重要です。また、一酸化炭素チェッカーを持参し、危険な状況を早めに察知することも推奨されています。

2. 溺れた人を飛び込んで助けようとしてはいけない

川や海で溺れている人を助けようとして飛び込むことは非常に危険です。実際に、溺れている人を助けようとして溺死する事件が多発しています。溺れている人はパニック状態にあり、助けに来た人にしがみつくことがあり、その結果、助けに来た人も巻き込まれてしまうことがあります。溺れている人を助ける際には、適切な道具を使用することが重要です。浮き輪やペットボトル、クーラーボックスなどを利用して溺れている人に浮力を提供し、長いもの(棒、板、ロープなど)を投げて助ける方法が有効です。また、自分が水中に落ちた場合も、体力を温存するために仰向けの姿勢をとり、浮かんで待つことが大切です。

アウトドア活動は楽しさと危険を伴うものです。この記事で紹介されたポイントを覚え、安全なアウトドア体験を楽しむために役立てましょう。アウトドアでの安全意識を高め、事故を予防するために必要な知識を身につけましょう。

📖 本の要約:

  • 本書はアウトドアでの安全についての重要な知識を提供しています。
  • 53の死亡事例から学び、アウトドアでの危険を避ける方法を解説しています。

🌄 内容:

1章 山で死ぬ:

転倒、落石、雷、熱中症などさまざまな山での死亡要因を説明。

2章 動物にあって死ぬ:

クマ、イノシシ、毒ヘビ、ハチなどによる危険を示唆。

3章 毒で死ぬ:

有毒植物、毒キノコ、アオブダイなどの毒に注意。

4章 川や海で死ぬ:

鉄砲水、高波、ボート事故など水辺でのリスクを説明。

コラム:

転滑落事故の危険性、人間とクマの関係、有毒植物やキノコに関する情報。

👨‍💼 著者情報:

  • 著者: 羽根田 治
  • フリーライターであり、山岳遭難や登山技術に関する専門家。
  • 多数の山岳関連の著書があり、山岳遭難防止アドバイザーでもある。

🎨 イラスト:

  • イラスト: 秋山 貴世
  • 日本、イギリス、フランスの雑誌や出版物で活躍するイラストレーター。

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